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富山県議会議員 中川ただあき

11月定例会閉会2011年12月16日 更新

今議会は、並行在来線問題を中心に質疑が展開されました。私も経営企画委員会で西日本JRとの交渉を県としてしっかり行うよういくつかの事例を上げて質疑しました。本県の第三セクター会社が運営する本県区間(98.7km、駅で言うと石動駅~越中宮崎駅)について初期投資として、簿価で買い取る額が大きいので、先ずは西日本JRに対して無償譲渡を要望せよというもの。さらに、簿価の提示にあたっては、県でも現地を見て、どの程度の資産価値があるのか算出をすべき。不要な資産は受け取らない。修繕の必要な物は修繕してもらって引き受ける。また、経営安定基金(赤字を補てんするために)に西日本JRにも基金の造成に参加してもらうべき。などまだまだ積めるべき課題は多いが、県当局自らが経営する会社であると強く認識して交渉にあたることが肝要。赤字なら税金で埋めればいいと言う甘い考えはダメである趣旨で県の考えを質しました。

最終日には、「並行在来線の持続可能な安定経営実現に関する決議」を採択しました。趣旨は、県に対し、県民のマイレール意識を喚起し、市町村や経済界とも連携して官民一体でJRとの交渉に万全の対策を講じられるよう強く求め、議会としてもその取組みついて全力を尽くすことを決議する内容です。

11月議会が11月28日から開会2011年12月08日 更新

11月議会は11月28日から12月13日まで開会。知事の提案理由に始まり、代表質問、一般質問、予算特別委員会、各常任委員会があります。今回は代表質問は2人、一般質問は10人、予算特別委員会は10人、各常任委員会は何人かわかりませんが半分くらいの議員が質疑します。今回、私は予算特別委員会の委員長を務めています。したがって経営企画常任委員会で質問する予定です。

委員会は基本的には毎月行っています。議会の質疑の内容については、代表質問、一般質問、予算特別委員会はテレビとインターネットで見ることができますので是非時間があればご覧になってください。

また、富山県議会のホームページを是非見てください。議事録なども見れます。

思うに、各議員は一生懸命質疑しますが、新聞にはほんの一部しか出ていませんので是非見てください。

経営企画常任委員会開催2011年12月08日 更新

11月25日経営企画常任委員会が開催され、私は、TPPの影響を調査する体制を求めました。

また、東日本大震災により発生したがれき処理にあたり、本県も市町村が受入れに協力すべきでないか、と質しましたが、残念な答弁に情けないと思っておる。以下思いを。

東日本大震災により発生したがれきは推計によれば2260万トン(岩手県440万トン、宮城県1590万トン、福島県230万トン)で、阪神淡路震災の1.6倍、全国の年間一般廃棄物総量の約2分の1に相当します。おそらく被災を受けたそれぞれの県、市町村にすれば30~50年分の量ではないかと思います。また、がれきの仮設置き場への搬入済み量は今現在30~50%くらいと思われます。私は、現地を見て、がれき処理の進んでいるところ、遅れているところありますが、仮置き場や処理に困っていることは間違いないので、各県各市町村がやはり協力すべきと強く感じています。

県が持っている処理施設はありませんが、知事が率先して県内市町村に呼びかけ受入れるべきと思っています。もちろん安全性の確保が図られる物に限るのは当然であります。

11月25日の経営企画委員会での私の質問に対し、環境省の基準がないとか、市町村の意向は環境省に伝えただけとか、他人事で片づけていることに対し、怒りをぶつけました。

相手が困っているときに自分も同じ痛みとして感じ助けるのが、日本人でないのか。知事のリーダーシップを望む。