「当下一念」は日本陽明学の始祖として名高い中江藤樹先生の言葉です。
中江藤樹先生は11歳の時に中国古典「大学」の一節を読んで感動し、立派な人間になろうと志を立てられました。それはわかりやすく言うと、「天子から庶民に至るまで、自分の身を修めることこそが根本である。自分を修めるという根本を疎かにして、家庭も国家も治めることはできない」という一節であり、この一念を一生貫かれた方です。
正月になると心も清らかになり、新たな決意が芽生えますが、その清純な心を続けていくことが大切であると、兎に角、自分が今取り組んでいることに最後まで一生懸命やること、そうすれば必ず次の世界も見えて来るから、一瞬一瞬を大切に努力を重ねることが大切であるという意味。
今の政治状況を見渡すと、大いに反省して取り組んでいくべき姿勢であると思います。