皆様には健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。
平成30年も早いもので2月となりましたが、昨年は何かとご指導ご支援いただいき心から感謝申し上げます。誠にありがとうございます。
今年は穏やかな正月の幕開けとなりましたが、1月中旬から下旬にかけて大寒波が襲来し、あらためて自然の厳しさを教えられたところであり、今年も気を引き締めて物事に対応しなければならないと心あらたにしたところであります。
昨年4月には、富山市長選挙で森市長が4期目の当選、市議会議員選挙では、全議席38のうち自民党が22名当選、また10月には衆議院解散による総選挙があり、田畑裕明議員には3期目の当選、他候補の比例復活を許さない結果を出すことができ、総括責任者として誠に嬉しく思う次第であります。
昨年、海外では米国、韓国の大統領が新しく就任、中国の習近平の覇権主義の強化、北朝鮮のミサイル打ち上げ、今年に入り北朝鮮と韓国の緊密化の傾向が現れるなど、日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増しております。さらに経済問題も含め我が国として、どのように対応していくのか大変重要な本年であります。
国内では、依然として東京一極集中が止まらない状況で、本県では歯止めの掛からない人口減少問題を直視し、あらゆる知恵を出し持続可能な県づくりを目指すことが喫緊の課題であります。
生産人口が減少する中で、現在の国力・経済力を維持し、今より豊かな生活を送るには何が必要なのか。先ずは、国民一人一人が国内外の問題に危機感を共有し、あらゆる分野から立ち向かっていくことであると思っています。
今年は明治維新から150年の節目であります。西欧の植民地にならないためには結束して近代国家を目指す必要があった。その思いが、エネルギーとなり結実しながら今日の日本ができた。今まさに国難という認識を共有し、明治維新に学び、あらゆる分野で新たなる日本、富山に挑戦する時であると思っております。
北陸新幹線開業からまもなく4年目を迎えようとしていますが、昨年は、本県の医薬品生産額が日本一になる、新しい富山県美術館が開館、米の新品種「富富富」の発表、朝の山関の誕生など明るい話題もありました。本年はこれらを活用しながら経済を一層活性化させることが大事であります。
県立高校再編もまったなしです。ただ単に統廃合でよいのか。労働力の確保をどうするのか。大いに議論が必要です。
本当に課題が多いわけですが、本年も県議会議員としてしっかりと活動いたす所存でありますので、今年もいろいろとご意見をいただき、ご指導ご鞭撻賜りますようよろしくお願い申し上げます。
今年は、歌会始めのお題の「語」を揮毫しました。
2018年2月1日
富山県議会議員 中川 忠昭