昨日(5月11日)富山県カンボジア王国親善協会の総会、講演会、懇親会があり、出席。金沢大学教授塚脇真二氏の講演は非常に勉強になりました。演題は「アンコール世界遺産の開発と保全に係る諸問題―この20年を振り返ってー」。私は今年2月に初めてカンボジアを訪れました。目的はランドセルを送るためにです。その時に、カンボジアには青空がなく、ガスっている景色を見、これは一体どうなっているのかと思っていました。塚脇教授によれば、急激な観光客増加による車利用に伴う排気ガスの増と乱開発により森が減少したことでガスっているのだとわかり、納得。
もうひとつ気になることがあります。日本がカンボジアにゆっくりと技術援助や道路などの建設援助をしていましたが、今は中国がジャンジャン新しい建築物を作って中国の名を印象付けていることです。また、中国人や韓国人が土地を売買していると聞き益々乱開発が進むのではと懸念しています。