「主権国家及び憲法改正を推進する富山県地方議員連盟」の設立総会が6月14日にあり、会長に就任しました。
日本が戦争に敗れて、68年。この間すごい経済発展を成し遂げてきましたが、国家として、果たして体をなしているのかと言えば、為し得ていません。
拉致されても国民一人救えない国。他国の者が勝手に領土に侵入できる国。最近では、尖閣にみられるように領海が脅かされている。実行支配の続く竹島。
自分の国は自分たちで守らなければならいという、あたりまえの考えができない国になっているということです。
また、自分はダメな人間だと思う若者、日本人として自身や誇りが持てない若者が諸外国に比べ比率が高い。日本人としての何を継承し、どんな国づくりを目指せばいいのか分らないということである。
大きな一つの原因は、現在の日本国憲法にあると思う。
戦争に負けて、連合軍に占領され、占領下の下で現憲法が作られたと言うこと。サンフランシスコ講和条約締結によって、日本が主権を回復したにも関わらず、独立国家になったにも関わらず、自分の国を守る体制が、現憲法には表現されてないことです。
そのためには、いわゆる占領体制から脱却して、日本を主権国家にふさわしい国にするため、憲法改正、即ち、国民の手で、自主憲法をつくる必要があります。
我が国が主権を回復したサンフランシスコ講和条約から60年になる、昨年、4月28日の節目で、自民党では日本国憲法草案を発表しました。
草案は、前文全てを書き換え、日本の歴史や文化、和を尊び家族や社会が互いに助け合って国家がなりたっていることなどを述べています。
主要な改正点については、国旗・国歌の規定、自衛権の明記や緊急事態条項の新設、家族の尊重、環境保全の責務、財政の健全性の確保、憲法改正の発議要件の緩和など、時代の要請、新たな課題に対応した憲法改正草案となっています。
憲法を改正するには、国民レベルで議論・推進していく必要があり、地方議員である我々も責任を持って取組んで行く必要があります。
このような思いで、議員連盟を立ち上げました。
今回は、野田毅自民党税制会長・4月28日を主権回復記念日にする議員連盟会長から「主権回復記念式典の意義と憲法改正へのわが党の取り組み」と題して、記念講演をしていただきました。