NHKニュースで、野田首相が自民党の公約の一つ、憲法改正して自らの国を守るための「国防軍」を作ることに対して、できるわけがないと発言しておられました。今まさに尖閣諸島沖に35日連続で接続水域に中国の海洋監視船が航行し、日本に挑発行動をしている時に、よくも、まるでよその国のことのように発言している姿を見て、呆れました。
現憲法は前文で「・・・平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。・・」とある。ただただ相手の国を信じるのみだと。中国に対してこんな態度で日本を守れますか?
9条では「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」わかりやすく言うと、相手国が戦争を挑発し、実際にミサイルが投下されたら、国民が死んでしまいます。それでも軍を持てない。こんな憲法になっていると言うことです。これではいけないと言うことで、憲法解釈上、自衛隊を置き日本国民の命を守る体制をとっているのが現実であります。自衛隊の設置など憲法には何も示されていません。ですから、現実にあった憲法にしようと言うことに他ならない。自衛隊ではなく明確に「国防軍」にし、自分の国は自分で守ることにしなければ誰が守るのですか。だから、中国、ロシア、韓国など近隣国から馬鹿にされているのです。それを分っていながら、野田首相はできるわけないと言う態度は、もはや先頭に立って国民の生命財産を守る首相の資格はない。そもそも、綱領が未だにないと言うことは(策定できないといことは)政党でないと断じて良いと思う。