平成10年8月に県庁職員を退職してから、早いもので4年が過ぎてしまいました。 皆さんのお陰で10,691票をいただき初当選させていただき3年と8ケ月が経とうとしています。この間「いっしょに創ろう、心豊な富山」をスローガンに して頑張ってきました。振り返ってみて、本当に時間の経つのが早いというのが先ずもっての実感であります。
大きなイベントとして、平成12 年に年国体がありましたが、その後、県財政の落ち込みがひどい。税収減、そして支出減。元 気がでない。そんな中、田中耕一さんがノーベル化学賞を受賞され本当に嬉しい気持ちで一杯です。そして謙虚な態度が実に印象的です。
私自身 技術あがりでもあることから、日本の国は技術者、研究者、技能を持った人を優遇しないことに、常に腹立たしい思いを 持っている一人であります。なんといっても日本は資源のない国、これからの日本は、技術、研究部門で稼ぐことしかないのでありますから、多いに評価する、 あるいはこうした人材を大切にする施策をもっと積極的に打ち出すべきであると考えています。技術者、研究者が海外へどんどん流出しています、それに伴い特 許なども流出していることになるのです。この辺りに歯止めを!国家利益を考えてもらいたい。
たとえば、県でできることは、県立大学の改革・ 拡充です。これは、知事の裁量でどうにでもなる。研究の核に、そして、思い 切って田中耕一さんを招き研究所を作る、そうすれば、民間の研究機関や研究者も集まってくる。こうしたところに金を投資すべきと考えます。こうしたところ から一つ一つ施策の実行をしていくことが、元気づくりにつながると思っています。 また、皆様方のご意見をお待ちいたしております。