中川ただあき|富山県議会議員|自民党

入学式に思う

2014年04月10日 更新

入学式のシーズンであります。希望をふくらませた中にも不安をも表情に持って入学する子供の姿はなんとも初々しい。この子供たちにこれからの日本を当然担っていってもらいたいし、頑張ってもらいたいと思うのは当たり前であります。

特に、今の日本がおかれている状況、立場というものを明確に示したうえで、君たちがこれから何をしていかなければならないかという課題や使命を少なくとも中学生からはしっかりと伝えていかなければならないと思います。勉強にしろ、スポーツにしろ学ぶ気構えが先ず必要であります。私は、その気構えを校歌に学ぶことが非常に大切であると思っています。

わが母校の校歌を紹介してみます。

1.        豊かに広き 越の野の

さ中に立ちて そびゆるは

わがなつかしき 母校なり

共に手をとり むつまじく

学びの道に いそしまん

2.        雪に輝く 立山の

高き姿を 仰ぎては

理想にもゆる 我らなり

高き望みに ふるいたち

学びの道に いそしまん

3.        輝く希望 新しく

国再建の この時に

生まれ会わせし 我らなり

おのが使命に はげみつつ

国をも世をも うち建てん

 

この校歌斉唱の前に校歌の意味を説明する場面がありましたが、何故か3題目の説明がなされず、斉唱もされません。新制中学校の創設は昭和22年(1947年)からですから、戦争に負けてから焼野が原になった日本を復興しなければならず、その思いが3題目に詰まっていると思います。今まさに日本は、東日本大震災復興はもとより、少子化高齢化に伴う人口減少が進む中で日本がどのように国づくりをしていくのかが大きな日本の課題です。この3題目の思いこそ説明なくして何のための教育なのでしょうか。

 

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