6月は下旬まで雨が降らず、何か”いやー”な予感がありました。案の定、下旬に集中的に雨が降り、一部では浸水被害などがありました。今後もこのような 気候が続くのか。そんな不安を感じました。
世界各地で、旱魃、猛暑、大洪水が繰り返し発生しています。そのたびに、多くの死者が出たり、農産物が収穫できなかったなどのニュースを聞くと、日本や 富山は大丈夫なのかと思わざるを得ません。本県でも、山岳部で雨が降っていても平野部では降っていなかったり、もっと身近に言えば富山駅周辺が晴れていて も、私の住む山室では雨が降っている(しかも、集中的に)など、まさに地球温暖化による気候の変化が確実に起きているというのが実感であります。
こんなとき、災害になったら?おそらく大変なことになるでしょう。なんとかなって欲しくないと祈るばかりですが、それだけでは何も解決しません。水害に 対して、万全の対策をとっておくことが極めて大切です。富山がいくら住みよい県だと言われていても、降雨ごとに浸水被害がでるのでは、恥ずかしくて住みよ いとは言っておれません。
そのためには、大河川の堤防点検や砂防工事、中小河川の排水能力の点検整備、低平地での逆流防止と強制排水対策を先ず実施する必要があります。道路整備 は我慢できますが、浸水などの水害は一度起こると生命財産が一瞬のうちに奪われます。我慢できません。道路整備の予算があっても、河川工事の予算が無い。 道路特定財源による道路予算だから仕方がないと言われても、この論法で果たしてよいのか?考え直す時期に来ていると思っています。