中川ただあき|富山県議会議員|自民党

2月定例議会 

2009年03月30日 更新

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平成21年度予算編成について

  

知事2期目の初めての予算編成について、どのような基本姿勢で臨み、何に重点を置き、県民に対して何を訴えていくのか、財源確保対策と併せて所見を問う。

 実質14ケ月予算とし、切れ間のない執行と、2月補正と合わせ前年度比3.7%の伸びを確保するなど、当面の景気・雇用情勢に迅速・的確に対応するとともに、将来の着実な発展に向けた施策を打ち出した積極的な予算案であると大いに評価する。

景気・雇用対策について

(1)

年度末を控え、中小企業の資金需要の増大が見込まれるが、必要な資金調達ができるよう、どのように金融面で支援するのか、資金の円滑な供給に向けた金融機関や信用保証協会に対する要請方針と併せて問う。

 中小企業の一部から金融機関の貸し渋りによる資金繰りの悪化の声も聞かれるが、金融機関や信用保証協会が、企業の将来性等について目利きをする能力を高め、より積極的に融資をするよう県として要請してはどうか。

(2) 厳しい雇用情勢の中で、県内企業の協力を求めながら、雇用の確保や正規雇用の拡大に今後どのように取り組んでいくのか、若年層に対する雇用対策と併せて問う。

(3) 雇用のミスマッチを防止するため、経済団体やハローワークなどと十分に連携し、メリハリのある職業訓練を実施すべきと考えるが、今後どのように取り組むのか。

 雇用に直結するよう、企業側のニーズに合致した効果的な訓練を実施する必要がある。

(4) 景気の悪化により企業が投資を手控えている今こそ、本県の発展に繋がる新しい分野での産業の創出を積極的に支援すべきと考えるが、今後どのように取り組むのか。

 IT、医薬品、機械・金属関連製造業の企業立地助成やとやま新事業創造基金を活用した企業支援に加え、環境や食品など新たな分野での産業の創出が必要ではないか。

(5) 住宅用太陽光発電システムの導入が促進されるよう、県の補助額の引上げや電力会社と買電価格の引上交渉などを行うとともに、庁舎、学校等の公共施設やビル、工場等の民間施設においても導入が進むよう積極的に働きかけるべきと考えるが、今後どのような方針で取り組むのか。

観光振興・地域振興と環日本海交流について

(1)

県民一人一人が地域の魅力を再発見し、地域が一体となって、観光客が訪れたくなるような個性と魅力にあふれる地域づくりに努めることが観光振興の出発点であると考えるが県民の意識をどのようにして醸成していくのか、所見を問う。。

 市町村や民間団体等と連携協力して、県民のまち歩きを大いに奨励し、ふるさと富山の魅力を再発見してもらう必要があると考える。

(2) 元気とやま観光振興条例の内容が、観光振興戦略プランの中間とりまとめの中でどのように反映されているのか。

 観光振興施策を総合的かつ戦略的に推進していくには、市町村、県民、事業者、民間団体等と連携・協力して、強力な推進体制を構築することが不可欠であることなど、条例の趣旨を十分踏まえてプランを策定して欲しい。

(3) 将来にわたって持続可能な地域社会をつくるには、行政と企業、住民、NPO等が連携・協働して、例えばコミュニティファンドを設けるなど、地域の課題に対処していく必要があるが、今後、県としてこのような取組みをどのように支援し、地域振興を図っていくのか。

 全国で「ポイント制」や「地域通貨」を活用した新たな地域づくりが始まっているが、県でも、雇用交付金等を活用して推進すべきでないか。

(4) 中国遼寧省との友好県省締結25周年を迎えるにあたり、これまでの友好交流をどのように評価し、今後どのような方向を目指していくのか、所見を問う。
(5) 伏木富山港は、環日本海地域のゲートウエイとして重要な役割を担っているが、今後どのような方針で集荷の促進や機能強化に取り組むのか。

 北洋材原木の輸入や中古車の輸出の落ち込みへの対応や荷主企業、船会社への一層の支援が必要と考える。

元気とやまの創造について

(1)

活力とやまについて

    
ア. 並行在来線の運営を含む地域公共交通のあり方の検討に今後どのように取り組むのか、所見を問う。

 並行在来線について、経営分離そのものの見直しも含め、地方負担の軽減を関係機関に訴えるとともに、地元自治体として枝線や鉄軌道、バス路線も含めた地域公共交通全体の方向性を定める必要がある。新年度の組織改正で「総合交通政策室」を設けることはその決意の表れと評価する。

イ. 北陸新幹線の建設資材の高騰などによる建設費の増加が見込まれているが、追加負担などの問題に今後どのように取り組むのか。また、新幹線建設工事や直轄事業について、地元建設業者の受注機会が確保、拡大されるようどのように取り組むのか、併せて問う。

ウ. ゲリラ豪雨に備え、公共事業費等の重点配分による根本的な対策や災害情報等の伝達体制の整備、中小河川や側溝等の点検、排水管の取替えなどに計画的・総合的に取り組む必要があると考えるがどうか。

     
エ. 土づくりや品種構成の適正化を支援するなど富山米のブランド化に向けて今後どのように取り組むのか。また、新年度の作付けを控え、県として水田作付けについて明確な方針を示す必要があると考えるが、減反政策に対する考え方も含め、所見を問う。

 緑肥や堆肥による地力向上対策は、毎年、継続的に実施していく必要がある。また、食料自給率の向上に向けて、主食用から米粉用への転換を推進する必要がある。

  
オ. 循環型の農業を軸にして、関係者が一体となって農商工連携を推進する取り組みを、「富山型」として前面に打ち出すべきであると考えるが、どのように取り組むのか。

 減農薬・減化学肥料農法の推進や小水力発電の活用など、環境にやさしい農業を普及するとともに、農林振興センターの相談窓口の設置や中小企業診断士等の専門家、県職員によるきめ細かな支援など農商工連携の推進が必要である。

カ. 来年度の耕作放棄地対策をどのように進めていくのか。

 新過疎対策法の制定や中山間地域直接支払い制度の継続を国に働きかけるとともに、中山間地域活性化指針に基づく取り組みを着実に進めていく必要がある。

キ. 本県林業を産業として自立させるために、将来に向けてどのように取り組むのか、水と緑の森づくり事業の今後の展開方針と併せて問う。

 森づくり税を財源として、木質バイオマスを発電施設やペレットストーブで利用することを普及したり、施設園芸の暖房燃料とする研究を進めるなど、本県の林業を側面的に支援するような事業をさらに充実する必要がある。

ク. つくり育てる漁業への取り組みをどのように推進していくのか。また、魚のブランド化の取り組みをどのように支援していくか。

 水産研究所と連携した種苗の放流効果の正確な把握、種苗生産技術の向上、老朽化している栽培漁業施設の計画的な更新が必要である。また、ブランド化には、品質管理を徹底し、「富山のさかな」の評価を高めることが重要である。

(2) 未来とやまについて

  
ア. 少子化対策・子育て支援条例(仮称)の制定に向け、今後、どのように取り組むのか。また、子育てしやすい職場環境の整備に向けて、企業にどのように協力を求めていくのか。

 経営環境の厳しい県内企業の現状を考えると、さらなる企業支援策を打ち出す必要がある。

イ. 明日のとやま教育創造懇話会の提言を受け、県教育の振興に向けて、今後、学校教育の充実にどのように取り組むのか。

中学1年生を対象とした、少人数指導や学校支援講師の拡充に加え、新年度から少人数学級選択制を導入することとしたことを高く評価する。

ウ. いじめや不登校対策をはじめ子供たちの健全な育成について、今後どのように取り組むのか。

 スクールカウンセラーについては、全中学校への配置の維持とともに、小学校への配置のさらなる拡充が必要であり、スクールソーシャルワーカーについても積極的に活用を図るべきである。

エ. 新高校の教員配置や施設の整備など県立高校再編の前期実施計画の推進について、今後どのような方針のもと、どのようなスケジュールで取り組むのか、再編される高校への配慮と併せて考えを問う。

 平成22年までに各新高校の学科構成や教育内容等を踏まえて教員配置を行うことはもちろん、新入生が3年生なる平成24年度当初までに施設設備が整備される必要がある。

オ. ふるさと文学魅力推進検討委員会においてとりまとめられた最終報告を踏まえ、今後、県としてふるさと文学の振興をどのように図っていくのか、所見を問う。

 文学資料の散逸を防ぐため、早急にその発掘や保存に努めるとともに、県民に紹介し、親しみ学ぶための基盤を整えることも必要である。

(3) 安心とやまについて

  
ア. 県内の周産期医療体制について、富山市民病院において従前の機能を果たせない場合には、NICUの増床や医師の確保など県に寄せられる期待が大きくならざるを得ないが、今後どのように取り組むのか、県立中央病院の増築との関係も含め所見を問う。

イ. 在宅主治医が中心となり、他の医療機関や薬局、訪問看護ステーション等との連携により在宅医療が提供されるよう、開業医のグループ化など在宅医療チームづくりを推進する必要があると考えるが、在宅医療の推進に今後、どのように取り組むのか。

ウ. 慢性的な人手不足が続いている介護・福祉分野の人材確保について、今後、どのように取り組むのか。

 介護職場の魅力をアピールする施策の実施や、就業前だけでなく、就業後もキャリアアップできるように継続的な支援を行う必要がある。

エ. イタイイタイ病に関する資料の調査状況はどうか。また、国や市、原因企業等と連携し、資料館の整備も含めて、今後、どのように取り組んでいくのか。

 県では資料の調査を進めているが、これらの資料を活用し、どう後世に伝えていくのか、他県の例も参考に具体的に検討する時期が来ているのではないか。

オ. 県内における消費生活相談窓口の強化や悪質業者への監視指導、消費者教育の充実などを図るため、県の組織・職員体制も含めた改善に取り組む必要があると考えるが、国の交付金を活用し、消費者行政の充実に向け、今後、どのように取り組むのか。

カ. 今後、射水警察署をはじめとする警察署の計画的な整備にどのように取り組むのか、また、警察官の効率的な配置にどのように取り組むのか、併せて問う。

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