今回、6月21日予算特別委員会で質問しました。その内容は、新幹線開業効果を最大限に引き出すために、まだまだ足りないことについて県当局を質した。
新幹線が乗客を運ぶ量は現在の600万席から1900万席になることも踏まえ、可能性を期待することからも、もっと大きな気持ちでチャレンジする必要があるとの思いで質問しました。
コンベンション誘致の目標設定が甘いのと、テクノホールの改築、増設などについてはH22年から早く見直すように言っていたのが、ようやく検討することになったが、遅い。またスポーツ関連の大会なども誘致すべきである。そんな思いも含めて質問しましたが、迫力不足でした。
(1)コンベンションの誘致について
ア)近年のコンベンションの誘致状況とその経済効果はどうなっているか。
イ)コンベンションでは、本会場のほか分科会や懇親会など、さまざまな会場が必要となるが、会議場や宿泊施設は確保できているのか。
新幹線開業による輸送能力の増大により誘客数が飛躍的に増加するほか、複数開催の可能性もあり、現状では対応しきれないと思う。誘致の目標設定も見直すべき。
ウ)コンベンション誘致については、来県者の満足度を高め、リピーターとして再び富山に訪れてもらうことが肝要と考えるが、現状と今後の対応について問う。
(2)スポーツ関連イベント等の誘致について
ア)全国レベルからブロック大会までのさまざまなスポーツ大会について、スポーツ振興や競技力向上のためにも積極的に誘致すべきと考えるが、どうか。
イ)体育館などの施設について、利用予約が一杯で大会や合宿活動などを受け入れる余裕がないとも聞くが、現状をどう認識しているか。
ウ)冬場のスポーツ活動や各種イベントのことを考えると、民間投資を呼び込んだ新たな大規模体育施設の誘致も視野に入れるべきと考えるが、所見を問う。
大規模展示施設の再整備にあたっても、スポーツ等各種イベントでの活用を視野に入れるべき。
(3)外国人観光客について、旅行代理店などを通じて日本のルールやしきたりを事前に知ってもらうことも必要と思うが、どうか。
国外からの観光客が増加することは喜ばしいことだが、受入れ側で種々のトラブルが生じているとも聞いている。
(4)観光客が多く降り立つ富山市街中心部において、特に立山の眺望が美しい箇所の無電柱化工事を促進すべきと考えるが、どうか。
(5)県内外への富山のイメージ発信について
ア)富山空港にならい、富山駅についても、県民により愛着をもってもらうともに県外へ富山のイメージ発信ができるような愛称をつけてはどうか。
イ)「富山県推奨とやまブランド」について、事業開始から約3年が経過するが、これまでどのような成果を上げていると認識しているか。
「国内外への魅力発信と本県の認知度向上や事業者の意欲向上」などがねらいとされているが、ホームページなどでも情報発信力が不足していると思う。
ウ)「渋谷ヒカリエを活用した富山の魅力発信」について、そのねらいと今後への期待を問う。
明日から富山で「地域資源発掘ワークショップ」が行われるとのことだが、将来的にはどのような効果を期待しているのか。
エ)富山の日本酒について、海外への販路開拓や商品開発等を積極的に支援してはどうか。
国の「クールジャパン」戦略でも日本酒が挙げられている。ラベルも海外販売を意識したものなどを提案してはどうか。
オ)日本酒の生産振興のためにも、原料となる酒造好適米について、生産調整対象外となるよう働きかけてはどうか。
カ)歴史や文化を背景としたさまざまな地域の宝を、「富山の宝」として打ち出し、ストーリー性も含めて県内外へアピールしてはどうかと考えるが、所見を問う。
「世界遺産」や「クールジャパン」などは、地域資源をストーリー性も含めてアピールする好例。かつて「とやま未来遺産」がまとめられたことがあるが、県内のさまざまな素材をブラッシュアップし、統一感を持って打ち出してはどうか。