中川ただあき|富山県議会議員|自民党

2月議会で質問に立つ!

2014年03月07日 更新

平成26年2月議会(3月6日)での一般質問を行った要旨です。

今回は、北陸新幹線が来年3月をひかえ、今までの取組みと、今後の取組みする基本的な考えを問い質しましたが、なんら変わらぬ迫力に欠ける答弁ばかりで残念。

 

 

●北陸新幹線開業対策について

 

(1)県民悲願の北陸新幹線の開業まであと1年となった今、県民が一丸となって新幹線開業を本県経済の活性化につなげていくため、県民に対してどのようなメッセージを伝えたいと考えているのか、問う。

新富山駅の外観も見え、開業への期待が高まる一方で、誘客施設等の駅周辺の整備などは未だ途上である。知事は北陸新幹線開業を「100年に一度のビッグチャンス」としているが、県民が一丸となってより高みを目指す気概が求められる。

 

(2)これまでの新幹線開業に向けた取組みについてどのような手ごたえを感じているのか、また、今後、県内全域を俯瞰し、戦略的観点から施策全体の進行管理を行う必要があると考えるが、どのような体制で開業対策に取り組んでいくのか、問う。

新年度予算案には様々な開業対策施策が盛り込まれているが、その全容について誰が司令塔となり、責任をもって掌握しているのか判然としない印象を受ける。最低限、施策のスケジュール管理や効果検証等は一元的に行うべき。

 

(3)新幹線開業対策を推進するにあたっては、県内経済界をはじめとした民間の力を効果的に引き出すため、開業イベントや開業後の賑わいづくりなどにおいて、積極的に県内企業の活躍の場を設けるべきと考えるが、どのように取り組むのか、所見を問う。

 新幹線開業直前対策枠予算は20億円にのぼるとのこと。首都圏で放映するテレビCM等、特殊なものは致し方ないが、県内に与える経済効果等にも配慮し、極力県内企業に受注の機会を与えるべき。

 

(4)富山駅について、本県のみならず近隣県も含めた広域観光の核として内外から認知されるよう、明確なビジョンの下、広域観光の玄関口にふさわしい優れた拠点性を備えた施設となるよう総合的観点から整備を進めるべきと考えるが、所見を問う。

駅舎や高架下施設に加え、円滑な駅周辺交通の確保、県内外へアクセス可能な二次交通体制の充実など総合的な見地から整備を進めるべき。また、富山駅から県内観光地へのアクセス整備に加え、高山への直通バス新設等にも取り組むべき。

 

(5)富山駅について、新幹線開業後、南北自由通路工事と並行在来線の高架化完了までの間の約4年間について、新幹線乗降客の駅北口へのアクセスや並行在来線への乗換えが不便な状況となると聞いているが、どのような対策を講じていくのか、問う。

工事完了までは、新幹線ホームから駅舎内を通って直接駅北口へ出ることができない、新幹線と並行在来線の乗換えにあたっても複雑な導線を通らざるを得なくなるなどの課題があると聞いているが、どのように利用者利便を確保していくのか。

 

(6)首都圏ばかりでなく、観光客の入込数や別荘での長期滞在者数が多い軽井沢も本県にとって有望な市場であることから、軽井沢におけるアンテナショップの出店や誘客PRの実施を検討してはどうかと考えるが、所見を問う。

軽井沢-富山間は北陸新幹線開業により1時間余りで結ばれることとなり、1万5千軒あるといわれる別荘の長期滞在者が、長野にはない海の幸を楽しむために日帰りか一泊で富山を訪れるといったプランも可能となる。

 

(7)観光振興戦略プランの実現に向けた各種フォローアップや、市町村や経済界等、観光振興主体間の連携調整を行うための組織として、官民共同で「富山県観光機構(仮称)」のような外部組織を立ち上げる必要があると考えるが、所見を問う。

新幹線開業に向け、県、市町村、経済界など、各主体がいろいろと頑張っているが、県全体の一体感が感じられない。県観光連盟は未だ体制が脆弱であり、現状において必要とされる実働部隊としての役割を果たすことは困難と考える。

 

●県発注工事を通じた県内職人の育成について

 

伝統在来工法を伴う県の建物の新築や改修について、県内の若手職人が腕を磨く機会とするため、若手職人の育成に積極的な事業所が受注しやすくなるような方法を検討してはどうかと考えるが、所見を問う。

 県内の新築住宅はパネル工法等が主流となっており、大工や左官といった伝統在来工法を受け継ぐ職人が減ってきている。新規事業である「工職人育成支援事業」の趣旨も踏まえ、県がそうした仕事を供給する努力も必要ではないか。

 

●農業問題について

 

(1)とやま農業未来カレッジの開設にあたり、どのような教育プログラムを設定すべきと考えているのか、問う。

「経験と勘」によるところも多い農業栽培技術のポイントを効率よく学ぶことのできる教育プログラムが理想的。ICTの活用や県農林水産総合技術センターとの連携などにより、質の高い栽培技術を継承できる仕組みづくりをすべき。

 

(2)1等米比率が低下している現状をどのように考え、抜本対策をどのようにとっていくのか、また、食味が特Aを獲得できない原因についてはどのように分析しており、どういった対策が有効と考えているのか、所見を問う。

これまで、1等米比率の低下原因を高温障害に特化し、遅植えなどの対策を講じてきたにもかかわらず低下を続けており、高温障害を原因として特定すること自体に疑問を感じる。また、市場評価を得るためには、等級ばかりでなく、食味向上対策も重要。

 

(3)農林水産業関係者と経済界等との連携推進を目的とした「富山県農林水産業活性化推進本部」のような組織を立ち上げ、知事のリーダーシップの下、本県における元気な農林水産業の育成に取り組んではどうかと考えるが、所見を問う。

国レベルでも、林農林水産大臣と米倉経団連会長が「農林水産業・地域の活力創造プラン」の推進で協力することを確認するなど、輸出戦略や6次産業化といった産業政策の推進に関して官民の協力体制が深化している。

 

●県立中央病院の経営形態について

 

県立中央病院について、管理者を設置し、経営の責任者の自主性を強化しつつ、責任体制を確立し、経営の自主性、機動性、弾力性を発揮できるようにするため、公営企業法全部適用の経営形態に移行すべきと考えるが、所見を問う。

県立中央病院の第三次中期経営計画では、「ふさわしい経営形態について引き続き検討を進める」としているが、県民により質の高い医療を提供するためには、経営形態の見直しが必須と考える。

 

●スポーツの振興について

 

(1)本県からオリンピックや世界選手権を目指す選手を輩出するため、医科学的な分析に基づいてトップアスリートを育成するトレーニングシステムを確立する必要があると考えるが、県として、今後具体的にどのように取り組むのか、所見を問う。

医科学的なデータに基づいてトレーニングを行うというシステムが本県内ではまだまだ確立されておらず、東京オリンピックを見据えた選手強化に向けて早急に取り組みを強化すべきと考える。

 

(2)トップアスリートの育成には、アスリートの資金面での支援も重要であり、民間企業のさらなる協力により、「元気とやまスポーツ応援基金」の充実を図るなど、取組みの強化が必要と考えるが、所見を問う。

元気とやまスポーツ応援基金の残高は逓減傾向にあり、事業の継続に向け、さまざまな工夫を凝らして効果的な寄付募集に努めるべき。

新着情報

議会報告 アーカイブ

2010年3月(1)

2009年3月(1)

2007年12月(1)

2007年6月(1)

2006年3月(1)

中川ただあき|富山県議会議員|自由民主党

[中川ただあき後援会事務所]
〒939-8015 富山市中川原368アクセスマップ

お電話の方はこちら
076-495-8739/076-425-1924

FAXの方はこちら
076-493-6166

フォームからのお問い合せはこちら

Copyright © 富山県議会議員 中川ただあき All Rights Reserved.