中川ただあき|富山県議会議員|自民党

9月議会一般質問に立つ!

2010年09月18日 更新

9月17日(金)一般質問トリで立つ。

あと4年半で北陸新幹線が開業となるが、観光振興や産業基盤など対策は大丈夫か。H18年に策定した「未来とやま戦略アクションプラン」を見直し、経済効果が広く県民に波及するよう質した。

また、日本史教育の基礎でもある地理が身についていないことや、今年から高校で試行している日本史・郷土史の教材の内容等について質す。

農業問題では、県の目標が小さすぎること指摘。常任委員会でも取り上げているが、後ろ向きな姿勢になんとかしなければならないと強く感じる。本県は面積当たりの生産額が全国46位。とにかく、県あげて元気のある農業へ向かいたい。

中央病院の小児医療について、小児外科医の確保を求める。

県立美術館以外に所有する美術品の管理、評価額などを聞き、県民にもっと鑑賞する機会を求めた。

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以下質問要旨です

 

● 教育問題について

 

(1)高校における日本史、郷土史学習の意義、必要性に関する所見を問う。

 国際化・グローバル化の時代にあってこそ、ふるさとに、国に誇りを持つことが真の国際人として必要である。今年度からのモデル校での試行に期待している。

 

(2)日本史、世界史を学ぶ基礎として、日本及び世界の地理の知識をしっかり身につけることが必要であると考えるが、どうか。

小学校では都道府県名とその位置など国内の地理の基本を、中学校では世界各国の国名と位置や世界に占める我が国の領土、領海、排他的経済水域の面積、範囲等について地図を工夫して習熟させることなどが大切であるが、これができていないように感じる。

沖縄県や小笠原諸島が囲みで表示されている地図はおかしい。

 

(3)高校における日本史、郷土史学習の試行にあたり使用する試作補助教材は、どのような趣旨でどのような内容を掲載しているのか。

 資料を絞りすぎて低レベルなものになってしまっていたり、郷土史の資料なのか日本史の資料なのか分かりにくいものがあったりするのではないか。分厚くなってもかまわない。

 

(4)県内の小、中、高校それぞれにおける冷房設備の状況はどうなっているのか。また、耐震化と同様、全ての普通教室の冷房化を進めるべきと考えるがどうか。

 今年のような異常な暑さで授業を受けなければならない児童生徒のことを考えると、取り組みを進めるべきでないか。

 

(5)高校のグラウンドの芝生化について、モデル的に3校で施工しているが、現在の状況はどうか。また、今後どのように取り組んでいくのか。

積極的な取組みをするべきでないか。

 

● 県の活性化に向けた取組みについて

 

(1)新幹線開業による効果を最大限引き出すため、これまでの施策を整理し、今後何をしようとしているのか、また、県民に取り組んでもらいたいことは何かといこうことを具体的に示したアクションプランを見直し、県民に示す必要があると思うが、どうか。

新幹線開業を活かし、産業振興、観光振興、まちづくり、賑わいづくりなどに取り組んでいこうという県民の機運が高まっていないように思える。新幹線開業を見据えた活性化への取組みをとりまとめた、「未来とやま戦略アクションプラン」があるが、これを見直したうえで、開業効果を全県域に波及していくための取組みが必要である。

 

(2)「富山県商工業者等によるにぎわいと魅力あるまちづくり推進条例」の施行を控え、条例可決以降これまで県としてどのような対応をとり、また、今後どのように商工業者及び商工団体等の活動を支援していくのか。

この1年間の取組みが重要であり、県あげてのキャンペーン等の実施などが必要。

 

(3)大規模な見本市ができる施設を新たに整備し、集客・交流による経済効果を引き出す必要があると考えるが、どうか。

新幹線開業も踏まえ、本県のものづくり、農業等様々な組み合わせで発展していくには、コラボレーション、マッチングの機会を拡大する必要があり、テクノホール1つでは不十分。

 

● 農業の活性化について

 

(1)富山県農業・農村振興計画にある主要指標の見通しとして、本県の平成27年の農業産出額を平成16年比28億円の増の780億円としているが、これは目標としてはあまりにも小さすぎるものであり、見直すつもりはないのか。

 

(2)農業所得の向上のため、また、優良な農地を次の代に引き継いでいくためにも、最低100%の耕地利用率を目指した取組みを進めるべきと考えるが、どうか。

本県の耕地利用率は、昭和63年には100%を超えていたが、平成20年には89.8%と90%を切っている。

 

(3)農業の指導者の育成、確保として、普及指導員の増員や県外からの招聘や普及指導員OB、地元生産者OBなどの活用に取り組み、農業経営者へのアドバイス等にあたってもらうようにするべきと考えるが、どうか。

「花卉、果樹、野菜などいろいろな物の生産に取り組みたいが、農業技術にたけた人、教えてくれる人がおらず、困っている。」と訴える、農業経営者がいる。

 

(4)農業所得の減少を踏まえ、農家負担の軽減の観点から、土地改良施設の更新と維持管理の財源に充てるために土地改良区が小水力発電事業などの収益事業ができるよう、国に働きかけるべきと考えるが、所見を問う。

 

● 小児医療について

 

(1)県内の新生児死亡数が一昨年の8人から昨年は12人に、周産期死亡数も35人から43人に増加しているが、その原因をどのように分析しているのか。

 

(2)中央病院において小児外科医の確保が必要であるが、どのように対応するのか。

中央病院には小児外科医がいないことから、必要な時に富山市民病院の小児外科医に来てもらっており、また、この医師は富大附属病院へも行っており、緊急時には間に合わないことも十分想定される。

 

● 県有美術品について

 

(1)県が所有している美術品について、日本画、洋画、彫刻、書などの種類別の数及び取得金額はどうなっているのか。また、その保存、修繕等の管理をどのように行っているのか

 所有したまま、日の目を見ていないものもあるのではないか。修繕等の管理を委託することも検討すべきでないか。

 

(2)県が所有する美術品を大いに県民に鑑賞してもらうことを検討すべきと考えるが、どうか。

富山県ふるさと文学館(仮称)の整備も進められることから、例えば、休日に駐車場を開放している県庁をギャラリーとすれば、回遊性も増すのではないか。

 

 

 

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