6月22日 予算特別委員会で質問した要旨
北陸新幹線と地域公共交通について |
(1) |
北陸新幹線は大阪まで繋がって当初の目的が達成されるものであり、今後、全線整備に向けてどのように取り組んでいくのか。
今年は、福井までの許可に向けて最大の努力をしなければならない。一方では、国家プロジェクトとして東海道新幹線の代替機能を持つとされている北陸新幹線が道半ばである状況の中で、JR東海の中央新幹線の具体化が進んでいる。 |
(2) | 並行在来線については、金沢までの開業時にJRから経営分離されるとされているが、これを敦賀までの開業後に延長することは不可能なのか。 政府・与党の申合せがあるが、並行在来線の経営が極めて厳しいものになることは、先行事例や試算結果からも明らかである。 |
(3) | 並行在来線問題も含めた地域公共交通の様々な課題の解決に向けて、JRや地鉄等の事業者も含めた協議組織を立ち上げ、検討を進めるべきではないか。
事業者も含めた本年の話し合いが必要である。 |
建設業の育成について |
(1) |
当初予算、補正予算の執行にあたっては速やかに発注すべきであり、その処理時間の短縮を図るべきではないか。
最近の入札制度の改正に伴い、指名競争に比べ一般競争は倍程度となるなど入札手続きに時間がかかりすぎる。 |
(2) | 建設コンサルタント等委託業務、建設工事について、県外企業に対する発注が多いと感じるが、もっと県内企業に受注機会を与えるべきではないか。
|
(3) | 本県では、建設コンサルタント等委託業務における低入札価格調査制度などは未導入であるが、予定価格の公表も含め、今後、何らかの対策を講じるべきではないか。
国や他県にあっては、建設コンサルタント等委託業務において低入札が増加してきている傾向から、その対策を講じてきている。 |
(4) | 補正予算の効果を上げるためにも、建設工事における低入札対策として、調査基準価格の再引き上げを早急に実施すべきと考えるが、どうか。 この4月には、国では調査基準価格の再引き上げを実施し、全国的にも順次、再引き上げを実施しているとのことである。 |
中小企業振興対策について |
(1) |
中小企業の振興を県政の重要課題と位置づけ、県の責務を果たすため「中小企業振興基本条例」の制定に取り組むべきではないか。 |
新学習指導要領に関する取り組みについて |
(1) |
新学習指導要領への改訂に伴い、学校現場において、今後の移行期間中に明らかになってくる優れた実践内容や課題の共有化を図っていく必要があるが、どのように取り組んでいくのか。 |
(2) | 新要領に基づく今後の教育方針やその手法などについて、保護者にも理解してもらう必要があるが、その周知についてどのように取り組んでいくのか。
|
(3) | 新要領では、中学校において武道とダンスが必修となったが、それぞれのねらいは何か。
武道については、単なるスポーツではなく、礼儀・作法を習得する中で、精神的鍛錬に効果がある。 |
(4) | 武道については、少なくとも柔道若しくは剣道の2種目から、生徒が自主的に選択できるようにするべきと考えるが、どうか。 各学校では単一種目にしているところが多いのではないか。 |
(5) | 武道の必修化に際し、現在、各学校において指導者、施設、用具等が確保されているのか。 施設が老朽化しているようなことはないのか。市町村に十分趣旨が徹底しているのか。 |
(6) | 武道を取り入れた趣旨を活かしていくには、優秀な指導者を育成していくことが要となるが、どのような研修を考えているのか。 |
(7) | 県営富山武道館は手狭で、老朽化していることから、新しく整備することを検討してはどうか。 武道が中学校で必修化されたことを踏まえ、小学生や社会人に対しても、よい環境で練習や試合のできる場の確保に努めるべき。 |