「富山で合宿!」人気あるなら補正予算を!
2010年08月28日 更新
平成22年6月定例議会予算特別委員会で質問に立った
大きな柱として、①交流・定住についてコンベンション誘致、企業誘致などが上手くいっているのか問うた。その中で、「富山で合宿!」という事業が昨年からでき、今年は殺到したようでその対応を質した。
申込方法がメール、FAX、持参するものまちまちであり、特に受付開始日午前9時に県庁へ持参したらすでに受付終了になっていた。などと苦情があり、その対応と溢れた申込者への補正対応をせまった。
②台湾との交流について、誘客は春のアルペンルートだけでなく夏、秋、冬と年間を通じた対策を講じるとともに、台湾へのチャーター便も増やす工夫を質した。
③国際観光について、富山空港の自家用機の乗り入れ促進と外国人個人観光客のための観光ガイド育成などについて問うた。
以下質問要旨です
● 交流・定住について
(1)コンベンションの誘致促進のため、これに使用できる施設やその周辺環境などの基礎的なデータの収集とその分析はされているのか。
ただ単に施設一覧を提示しているだけでは、増大につながらない。現状分析により本県の特徴、問題点を把握し、誘致活動に活用していくべき。
(2)くすり、健康、機械、ロボットなど本県が力を入れている分野に係る学会等については、毎回、あるいは2、3年に一度は、定期的に県内で開催されるよう取り組むべきと考えるが、どうか。
(3)国では2010年を「Japan MICE Year」として、インバウンドの取り組みを進めることとしているが、本県としても検討すべきと考えるが、どうか。
本県の観光振興プランには、コンベンション誘致だけ掲げられている。
(4)今年度の「富山で合宿!」誘致事業の申込状況はどうなっているのか。
申込み方法がおかしい、申込み当日9時に持参したものが断られている
補正対応も考えるべき
(5)県ホームページに「定住交流窓口」が開設されたが、どのような目的を持って取り組みを行っているのか。
(6)本県の定住施策が主要なターゲットとしている年代はどこか。
元気な高齢者や現役をリタイアされた方々にもっとPRするべきでないか。
(7)企業誘致にあたっては、本県の住まい、子育て・教育など生活に関する情報提供の重要性が高いと考えるが、どのような対応をしているのか。
(8)本県の県立高校については、県外からの転入者が少ないが、転入枠の設定やその手続きに問題はないのか。
(9)本県の県立高校の特色として転入枠の拡大を図り、これをPRしてはと考えるが、どうか。
生徒減少期であり、こうした試みも必要でないか。
(10)定住促進策として、新たに誘致する企業をはじめ、県内に支社・支店を持つ企業において、転勤者が家族ともども来県してもらえるよう、相談窓口の開設などに県として取り組むべきと考えるが、どうか。
(11)本県が、行ってみたい、住みたい県として選んでもらう要素としては、何が誇ることができ、一方では、何が欠けていると考え、それにどのように対応していこうとしているのか。
●台湾との交流について
(1)台湾からの観光客は春から夏の初めに偏っており、年間を通じた誘致が必要であるが、どのような対策を講じるのか。
夏場の避暑、秋の紅葉、冬の雪と温泉など、年間を通じた切れ目のない企画と徹底したPR、さらには修学旅行の誘致に新たに取り組むべきでないか。
(2)台湾へのチャーター便をもっと増やす仕掛けが必要であるが、どのように取り組むのか。
台湾からは、是非富山からも多く来ていただきたいとの要請を受けている。
(3)今回の訪問の成果を、今後の台湾との関係にどのように活かしていくのか、所見を問う。
● 国際観光について
(1)富山空港における中国など海外からの自家用機の乗り入れの促進について、県として取り組んでいくべきと考えるが、どうか。
富裕層の受け入れに向けた体制整備も必要。
(2)外国からの個人や小グループの観光客に対応する観光ガイドの育成を図るなど、外国人観光客の受け入れ体制の整備を進めるべきと考えるが、どのように取り組むのか。
周遊プランの提供など、はじめての方々でも安心して観光できるような体制の整備が必要。